イラク戦争とは何だったのか

イラク戦争後に生まれた、世界最凶の組織

イラク戦争後に生まれた、世界最凶の組織

イスラム国という新たな火種

イラク戦争は、人から見ればアメリカ・イギリスなどを中心としたイラクへの侵略行為と言っても過言ではないでしょう。非難する言われは日本人にもない、日本も時の首相によって強硬とした支援活動を行ったことから、憎しみの矛先を向けられているはずだ。それは確かな暴力となって日本人だろうとなんだろうと、自分たちが享受する教えを受けていない外国人は全て異教とみなして処分しても良い、そう考えてしまう。そうした憎悪の連鎖が積み重なり、イラク戦争が完全に終焉した後に生まれたのは新たな混沌とした社会だった。

現在でも世界を震撼させ続けている、テロリストの多くが驚きの外国人で構成されてイラク・シリアを中心として世界に刃を向け続けている『イスラム国』という過激派組織が台頭してくる。ISIL、もしくはISISとも呼ばれていますが、便宜上ここからはISと呼称していく。

ISとは元々アメリカ同時多発テロ事件にて暗躍して戦争を引き起こしたテロ組織アルカイダと密接な関係を持っていた。現在ではその関係も断絶されて、世界各地の国々が恐れるとまで言われる巨大なテロ組織として日夜メディアを騒がせている。日本でもその名を聞かない日はないというくらい、話題に事欠きません。

そんなISの凶刃はアメリカを始めとした国々へ向けられており、彼らに対して宣戦布告を行い、あまつさえ国を作り上げてしまったほどだ。

シリア北部にある都市 ラッカを拠点に

イスラム過激派組織として活動していたISは現在、国際社会からは認められていないものの一国家としてシリアの都市だったラッカを制圧し、そこを首都としたイスラム国なる国の樹立を宣言する。それと同時にこれまで中東地域では誕生し得なかったカリフを現指導者であるアブー・バクル・アル=バグダーディーの下に、一日ずつ活動範囲を広げていた。一時期は日本の一回りほどまで制圧地域を広げるも、アメリカやロシアといった超大国からの攻撃により占領地は縮小、今は北海道本島ほどの大きさに留まっている。

それにしても、テロリストがここまで力をつけることになるなど、誰が予想したでしょうか。おそらくイラク戦争と呼ばれた21世紀に発生した明確な戦争史が生み出した負の遺産、そのものだ。まさにやりたい放題に自分たちの国を蹂躙した後、何もなかったようにと去っていくのだから反米思想などが生まれても仕方がない。以前から強かったものが、もはや革命を起こすしかないというところまで彼らの意識を追い込んでいった、そう見るべきだ。

だがどうしてテロ組織がここまで一国家を作るまでに成長しているのか。組織を支える人材はどこから確保しているのかと調べていくと、そこから見えてくるのは現代の若者たちに希望を与えるようなプロパガンダを用いた宣伝が行われていた。

動画・SNSを利用した宣伝

ISは日々外国人兵士の募集を入念に行っている。それに魅入られた若者が何人と、激戦区として治安情勢が不安定であるシリアに入国をしているというニュースも流れているほどに参戦しているという。その中にはまだあどけない少年少女の青少年だけでなく、それよりも上の年代である男女も参加しているというのだ。

ISへと加入する人たちがどうしてそんなことをするのか、そこには現代社会ならではの無気力な人々に希望という夢を与えることで、自分たちの行いが世界を救うといった仰々しいことだと錯覚させている。特に欧州地域から自分の将来に夢も希望もない、けれどイスラム教に改宗したらそこに自分の居場所があるとして赴いてしまうのだという。自分たちのしていることは聖戦であると信じて。イスラム教的に言えば『ジハード』というべきか。

日本人からも

外国人兵士としてISに参加しようと考えているのは、何も日本から見た場合の外国人ばかりではない。日本人の若者にもISに参加しようとしていた人がいる。それらは事前に出国する前に事実確認をしたことで阻止しているが、誰も彼も無気力で夢も希望もないと語っていた。おまけにすぐに死にたいから戦場に行きたいと自殺願望を持ってISへ参加しようとすら考えていたというのです。

分からなくもないが、安寧な死などない戦場での死など無残なものはない。それをしらないからそう楽天的に物事を考えられているのかもしれません。

イスラム国による凶行

ISが台頭してきたのは2006年頃、アメリカ軍がイラクから完全に撤退した後は抜け殻となり焦燥しきった各地で暴れて勢力図を拡大させていきました。やがてそれらは大きく影響を及ぼしていき、その刃は例え日本人であろうと向けるようになっていく。